憧れ
なぜ俳優、声優に憧れるのか
きっと感情を爆発させることが
できるからだと私は思う。
喜び、怒り、哀しみ、楽しさ
これらを、いつも抑えて抑えて
日常を過ごしている。
特に怒りをぶつけていいときなんて
現実では滅多にない。
どうしようもなく声を荒げざるを
得ない瞬間なんて、本当滅多にない。
だから、無限列車編の炭治郎(花江くんと言うべきか)の怒りと悔しさと悲しみの叫びが、いつまでも頭から離れない。
素晴らしい音楽の演出もあいまって、
涙を抑えられるわけがなかった。
声が出そうになるのを辛うじて抑えた。
ブルーレイが出たらあのシーンを
何度も巻き戻して繰り返し観たい。
悲しい出来事になんて、会いたくない。
だけど激しい情動を求めて止まない。
それが人間、それが私。
今日も私は、感動を求めて物語を読む。